こんにちは、キキ・コンサルティング代表の石田です。
立春も過ぎ、だんだんぽかぽかと暖かい日が続くようになりましたね。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
さて、本日は雇用によるレピュテーションリスクについて記事を書きたいと思います。
■ レピュテーションリスクとは?
企業に対する否定的な評価や評判が広まることによって、企業の信用やブランド価値が低下し、損失を被る危険度。
評判リスク、風評リスクのことを指します。
■ 平成28年12月厚生労働省「過労死等ゼロ」緊急対策
平成28年12月に、厚生労働省から上記の緊急対策が公示されました。
特に、違法な長時間労働を労働者に課している企業名の公表対象が大幅に拡大されました。
■ 公表された場合、どうなるのか?
企業名が公表された場合、報道機関やインターネット上で、半永久的に企業名が報道・記載され続けます。
公の情報であるため、隠されることはありません。
このレピュテーションリスクの大きさは、想像できないほどの損失となるでしょう。
■ 具体的な事件名はどうなるのか?
例えば、次のような形です。
「電通事件」
1991年8月27日に電通の社員が過労により自殺した事件、およびこの社員の長時間労働について使用者である電通に安全配慮義務違反が認定された判例。
「大庄日本海庄や過労死事件」
2007年4月に「日本海庄や」チェーンの大庄社に入社後、4カ月で心機能不全により過労死し、平成22年5月25日大庄のみならずその社長ら取締役4名の個人責任を認めた判例。
■ 未然に防ぐためには?
レピュテーションリスクを避けるためには、できる限り未然に防ぐ対策をする必要があります。
就業規則の見直し、何かトラブルのあった場合にただちに対応できる専門家との繋がりなどが必要です。
対策については、どうぞお問合せください。
皆さまの会社を、安心して継続できますように・・・
キキ・コンサルティング
代表 石田 由紀子