こんにちは、キキ・コンサルティング代表の石田です。
かなり肌寒さを感じる季節になりましたね。
コートと手袋が欠かせません。
さて、本日は福利厚生を導入したら売上がアップした!というお客さまの例を参考に、GLTD(団体長期障害所得補償保険)についての記事を書きたいと思います。
■ GLTD(団体長期障害所得補償保険)とは?
LTDは、Long Term Disabilityの略で、GroupのGをつけてGLTDと言います。
ケガや病気で働けなくなってしまった社員の収入をカバーするための保険で 就労不能保険とも呼ばれています。
LTDのルーツは20世紀初頭のアメリカで労働者による共済制度から始まりました。
1929年の大恐慌以降、所得補償制度としてアメリカで飛躍的に広まり、現在では多くの企業が導入しています。
日本では1994年に当時の大蔵省の認可を得て、加入が増え続け「働けなくなるリスク」をカバーする保険として、知られるようになりました。
■ 何で会社での対応が必要なの?
「会社が原因でケガをした場合は、労災があるでしょ。それに、病気は本人の責任だよね・・・」
と思われる経営者さんが多いのですが、会社として社員を雇用している以上企業側に健康管理責任と健康配慮義務があります。
必ずしも全て自己責任、という訳にはいきません。
特に、メンタルヘルス不調は原因の特定が難しく、会社に責任を問われ賠償問題に発展する可能性もあります。
■ GLTDを導入するとなぜいいの?
会社として社員の収入を安定させることは、社員の生活を守りながら、会社を安定させることにもつながります。
心理学者マズローの欲求の5段階説によれば、人間は次の順に欲求が現れるということです。
1:生理的欲求
2:安全の欲求
3:所属と愛の欲求
4:承認の欲求
5:自己実現の欲求
1-5番の優先順に並んだ欲求は、その欲求がある程度満たされると、次の欲求が現れます。
1:生理的欲求「生きて行く」
2:安全の欲求「この先ずっと安心して」
という生活に対しての安心・安全を会社のサポートで満たすことで
3:所属と愛の欲求「この会社で働いて良かった・この先も一緒に働いてゆきたい」
という、社員のモチベーションアップにつながると考えられます。
やはり、生活の安定を会社が補償してくれる、という安心感・信頼感が上がるのでしょう。
お客さまの会社では、GLTD導入後、社員が「会社のために」とがんばってくれて売上アップにつながったそうです。
■ お気軽にご相談ください。
すでに生命保険等で加入されているという方も、お気軽にご相談くださいませ。
リスクマネージャーが、しっかりとヒアリングをさせていただき
皆さまの会社に合ったスタイルをご提案させていただきます。
キキ・コンサルティング
代表 石田 由紀子