こんにちは。
キキ・コンサルティング代表の石田です。
今回の新型コロナウイルス感染により亡くなられた方々にお悔やみ申し上げると共に、罹患された皆さまの一日も早い回復と、感染の早期終息を心よりお祈り申しあげます。
経営者の皆さまは、コロナウイルス感染拡大防止に向け、様々な取り組みをされていることと思います。
政府からも推奨されている在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)ですが、情報漏洩対策に頭を抱えている方も多いのではないでしょうか?
このところ、お客さまからのお問合せも多いので、改めて個人情報漏洩保険について記事を書かせていただきます。
■ 個人情報漏洩保険とは?
個人情報の漏洩、またはそのおそれが発生し
企業が法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害と
謝罪広告掲載費用やお詫び状作成費用等の事故対応のために支出した対応費用※
を補償する保険です。
※謝罪広告掲載費用・コンサルティング費用・お詫び状郵送費・法律相談費等
保険会社によって対象となる費用が異なります。
■ テレワークだとなぜ心配?
オフィス内のPCは社内ネットワークに接続され、インターネットとの出入口はファイアウォールやIPS(Intrusion Prevention System/不正侵入防止システム)などで守っているのが通常です。
しかし、テレワークでは自社と同様の保護がない環境で、PCやタブレット、スマホなどの端末を使い業務を行うことになります。 社外アクセスのセキュリティ対策がされていない場合は、直接インターネットへ接続することが多くなります。
そうすると、逆にインターネット側から端末へアクセスされる可能性もあり得る、というリスクが生じます。
また、社員が用意に情報を持ち出しやすくなってしまいますので、企業側は取引先に対して責任を持つ必要があります。
当然、個人情報が漏洩すると、レピュテーションリスク(風評被害)にも繋がりかねません。
■ 大切なのは初動
個人情報漏洩が発覚すると、まずは当然、お客さまにお詫びをしなくてはなりません。
さて、その時にどんな文面でお詫びをしたら良いでしょう?
もしくは、1件1件菓子折りを持って回らなくてはいけないでしょうか?
誠意とスピード感をもって対応しなくてはなりませんが、そんな時に
専門家に相談・サポートしてもらうコンサルティング費用
実際のお詫び広告、お詫び状の作成・送付費用、等も
個人情報漏洩保険の中には含まれています。
■ 想定される個人情報漏洩の事例
個人情報漏洩保険で補償される内容は、具体的には次のような事例を想定しています。
■サイバー攻撃
マルウェアなどの標的型メール攻撃を受け、顧客の個人情報が漏洩してしまった。
■情報の持ち出し
取引先から預かった個人情報の入ったファイルを、従業員が不正に持ち出して第三者に売ってしまった。
■メール誤送信
顧客情報が記載されたデータファイルを、誤って外部にメール送信してしまった。
■情報の盗難
営業中に車上荒しにあい、個人情報の入ったパソコンが盗まれてしまった。
■ 保険会社のリンクご案内
各保険会社のリンクをご案内いたします。
■AIG損害保険
個人情報漏洩保険について
■東京海上日動火災保険
個人情報漏えい保険について
Tokyo Cyber Port(ご参考まで、サイバーセキュリティ全般に関するポータルサイト)
■ 全ては会社の「存続」と「発展」のために
経営者の皆さまは、新型コロナウイルス感染に伴い、様々に情報収集・対応されていることと思います。
情報漏洩事件や、この度のコロナ対策についても、万が一事故が起こってしまったとしても
しっかりと対応していれば、逆にお客さまからの信頼を獲得できることも多いです。
全ては会社を「存続」「発展」させるために。
お困りのことがございましたら、ご連絡ください。
キキ・コンサルティング
代表 石田由紀子