こんにちは。
キキ・コンサルティング代表の石田です。
暑い日が続きますね。
いかがお過ごしでしょうか?
私はこんな時こそ、明るく元気に、日々、過ごすよう心掛けております。
本日ご紹介します保険は「リコール保険」です。
別名「生産物回収費用保険」ですが、生産物賠償責任保険(以下、PL保険)とは何が違うのか?どの様な時に役に立つのか?
なるべく分かりやすく、ご説明したいと思います。
■ リコール保険とは?PL保険との違いは?
リコールが発生した時の費用を補償する保険のことです。
PL保険は賠償責任を保証するものですが、製品回収費用の補償はありません。
また、リコール保険では回収自体にかかる費用だけでなくメディアでの社告費用・郵便などの通信費用・代用品の輸送費用・回収製品の破棄費用なども補償されます。
リコール保険とPL保険は、内容は似ていますがPL保険がカバーするのは「PL事故が起こった場合に、損害賠償責任を負担することで生じる損害」です。
リコール保険が補償するは「まだ事故が起こっていないが、将来起こる可能性がある」回収費用にも適用されることがあります。
■ 具体的な補償費用内容は?
リコールの告知を、新聞・雑誌・テレビ・ラジオなどで行うための費用
消費者に電話・FAX・郵便などで告知するための費用
生産物を回収する際の輸送費用
代替物を発送するための費用
欠陥のあった生産物を廃棄するための費用
生産物の回収に際して、一時的に倉庫などを借りるための費用
リコールにあたっての人件費や交通費、宿泊費
などが対象となります。
■ どういう場合に必要?
当然のことながら、リコールをしないで済むような体制作りの必要があります。
ただ、どんなに注意をしていても、リコールの必要が出てくるケースはあります。
「リコールする」と決まった場合には、かなり多額の費用がかかりますし、手間暇なども煩雑になります。
リコール保険とは、その「もしも」の回収費用を補償するもの、とお考えください。
■ どうぞお問合せください
工事業など「リコール」はない業界もありますので、絶対にリコール保険が必要かどうかは、一概には申し上げられません。
内容について、ご不明点のある場合はどうぞお気軽にお問合せくださいませ。
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キキ・コンサルティング
代表 石田 由紀子